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肥料の値上げが更に加速?ドローンで省コスト!

2022.03.30


国際情勢悪化の波が、農業の世界にも大きな影響を及ぼしています!


必要不可欠な農業資材のひとつである肥料は、未だ海外依存が強いため、
原料の値上がり続き、農業従事者の懐を痛め続けています。


そんな中、ドローンで全体コストの見直しを図れないか、
検討の一助とすべく、まとめてみました!


~TOPICS~
・大幅な値上がりを続ける肥料価格
・肥料コストの節約方法
・ドローンでできること
・まとめ

 


大幅な値上がりを続ける肥料価格


JA全農が昨年10月に発表した今年5月までの単肥価格では、軒並み約5%~20%の値上げ。理由としては、原料毎にその産地の事情や新型コロナウイルスによる影響、原油高による輸送コストの上昇などが絡み合っており、国内の肥料メーカー全体が影響を受けている状況です。更にこの状況は、ロシアによるウクライナへの侵攻の影響を受けて、さらにもう少しの間続いていく可能性が高いことが分かっています。

 


肥料コストの節約方法


こうした原料価格の上昇は、そのまま化成肥料の値上げとなり、直接的に農業経営に悪影響を及ぼしています。こうした状況への対応策として、農林水産省は、肥料コストを低減する方法や具体的な補助金制度について説明しています。

▼農林水産省 肥料関係ページ

https://www.maff.go.jp/j/seisan/sien/sizai/s_hiryo/210528.html

 

 

ドローンでできること

【CASE1】 一発肥料ではなく、基肥+追肥で対応する。
一発基肥で使用される肥料には、緩効性が求められるため、被覆が施されています。そのため、被覆に掛かるコストによって、被覆を施していない肥料と比べると単価が上がってしまいます。散布回数が増える手間を考えると、一発基肥は便利な肥料ではありますが、肥料コストを抑える方法を考えた場合には、被覆を施していない安価な化成肥料を基肥に使用し、後から必要な量だけドローンで追肥という方法を取ることで施用量全体が抑えられ、全体的なコストの削減が可能となります。

もちろん、病虫害防除でもドローンを使用することで外注費をさらに抑えることができます。


「どれくらいのコスト削減に繋がるの?」「操作が難しいんじゃないの?」など、悩まれている方はぜひ一度、お気軽にご相談下さい。

 


【CASE2】 センシングドローンを活用した可変施肥の実施


近年、農林水産省はリモートセンシングを用いた効率的な施肥を推奨しています。リモートセンシングは、特殊な波長を撮影するカメラ(センサー)を使用して、ドローンにより作物の葉の光合成の度合いや土壌の肥沃度などの測定が可能です。

弊社で行っているセンシング事業でも、1枚3反の水田だけでも、数か所の生育不良な箇所と成育が盛んな箇所を見分けることができ、それに合わせた可変施肥で全体収量を向上させることに成功しております。

こうしたセンシングドローンを活用した可変施肥には、いくつものメリットがありますが、簡潔に申し上げると、「必要な時に、必要な分だけ、必要な箇所に対して、追肥ができ、収量向上と肥料コストの削減ができる。」となります。
また、ドローンセンシングの結果と土壌診断を組み合わせることによって、これまでわからなかった失敗の原因もわかるかもしれません。
例えば、ご自身の圃場内に肥沃度のバラツキがあり、生育不良な株だけ見て、全面施肥を行った結果、ある箇所が窒素過多になり、徒長、倒伏を引き起こしている。そんな原因に行きつくかもしれません。

 

 

 

 

 

まとめ

CASE1とCASE2の二つをご紹介させて頂きましたが、この両者を組み合わせることでも、より品質向上と省力化、そしてコストカットが見込めるでしょう!

ちなみに、昨年初めてドローンを使用して自身の圃場の施肥を行ったお客様は、こんなことを仰っていました。
「これまで背負式動力散布器を使って追肥を行っていたが、一度、腰を悪くしてから肥料散布が怖くてしょうがない作業だった。ドローンなら重い肥料を背負って畦畔を往復することもなくなって、すごくラクになった。もう二度と、動力散布機には戻れないね。」

省力化がカギとなるこれからの農業経営では、
ドローンがなくてはならない農機具のひとつになっています。

 

 

 


★肥料散布にオススメの機体はこちら!★

DJI AGRAS T20
粒剤タンク:16Kg
散布能力:15Kg/分
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DJI AGRAS T30
粒剤タンク:40Kg
散布能力:最大20Kg/分
カタログダウンロードはコチラ
※どちらも、直径0.5〜5 mmの乾燥固体粒子が可能。

 

 

 

~参考資料~
▼令和3年11月 農林水産省 農産局 技術普及課「肥料のコスト低減事例集」
https://www.maff.go.jp/tokai/seisan/kankyo/cost/attach/pdf/index-5.pdf


~関連記事~
・ 【限定公開】農業ドローンオンライン実演会!
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・ 2021年度実施報告 スマート農業推進合同実証実験について (共同実施:株式会社サカタのタネ他)
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