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食害を防げ!!ドローンで水田・レンコン畑のジャンボタニシ対策!!

2022.03.28

桜もほぼ満開に咲き、ついに本格的な春がやってきましたね。
農業用ドローンのシーズン到来間近ということで、
毎年弊社でも散布を行っているスクミリンゴガイ
(通称:ジャンボタニシ)対策について解説していきます!

 

TOPICS
・スクミリンゴガイの生態

・元々は西日本のみだった?
・対策方法

 

 

 

・スクミリンゴガイの生態
日本へは食用として、1980年代に台湾から長崎県と和歌山県に輸入され、最盛期には、35都道府県、50か所以上で養殖されたスクミリンゴガイ。しかしながら、独特の苦みがあるなど、日本人の好みには合わず、すぐに衰退。 廃棄されたり養殖場から逸出したりした個体が野生化し分布を広げ、 1984年には、有害動物に指定されました。国内だけに留まらず、世界中で水稲への被害の大きさ、そして、繁殖力の高さから世界の侵略的外来種ワース100に登録され、作物と環境を守るため、駆除の対象となっています。

 

 

 

・元々は西日本のみだった?
元々、国内での被害は、西日本での被害報告が中心でしたが、 近年では東日本でも甚大な被害が報告されており、 その被害面積は1万ヘクタール以上とのこと。 ここまで分布が広がった経緯の一つとして、 産卵した圃場からトラクターなどによって卵が、転移し そこから拡大した可能性が指摘されています。 予防として、発生圃場で使用したトラクター、 田植え機等は車体全体をよく洗ってから使用する という予防策を農林水産省は提唱しております。  

 

 

・対策方法について
近年、防除=農薬を使用する方法だけではなく、 以下の4種の方法を織り交ぜながら対応していくべき という考え方が各方面から提唱されています。

➀耕種的防除法
冬期の耕うん時に土壌を細かく砕くように耕うんなど

②物理的防除法
水路からの侵入防止(取水口、排水口に金網の設置)など

③生物的防除法
天敵となるカルガモ、スッポン、コイの放流など

④化学的防除法
農薬散布(ジャンボたにしくん、スクミンベイト3)など

 

これらに加え、新たな誘引トラップの開発も進んでおりますが、今回は、その中でも現状最も効率的な防除法の一つである、ドローンでの防除剤の空中散布の一例をご紹介をいたします。

 

DJI AGRAS MG-1Pでの散布設定
【移植水稲】
 散布量:2~4kg/10a
飛行速度:15km/h

安全距離:1m
 散布幅:4m
 回転数:1000rpm~ 
     1200rpm
  開度:32%~35%
【レンコン】
 散布量:2~4kg/10a
飛行速度:15km/h~
     17km/h
安全距離:1m
 散布幅:4m
 回転数:1000rpm~
     1200rpm
  開度:45%~50%

 

 

スクミンベイト3の特徴
• 有効成分の燐酸第二鉄は天然にも広く存在する成分です。
• 水生生物に影響が少なく環境にやさしい農薬です。
• パスタ製法(ベイト製剤)で作られており、
  スクミリンゴガイが好む穀粉を調合することで高い喫食性を持ちます。
• 燐酸第二鉄は直接消化器官にダメージを与えて食害を防止します。
• 日本農林規格(JAS)適合資材です。
• 特別栽培農産物でも使用回数をカウントされません
 

 

ジャンボタニシは、あと1ヶ月ほどで目を覚まします。 対策として、農業ドローンを活用するのはいかがでしょうか?   散布代行請負や、操縦講習、機体購入など農業ドローンに関することは、弊社HPお問い合わせフォームよりいつでもお気軽にご相談下さいませ。    

 

~関連記事~
・千葉県旭市で今シーズン初の水稲農薬散布を行いました。 https://skyrobot.co.jp/news/news-0-6/

 

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