ドローンで事故を起こしてしまったらどうしたらいいの?(農業編)
2022.03.08今回は、ドローンを使った肥料散布や農薬散布の際、万が一事故が発生してしまった場合の対応を解説していきます!こちらは一例としてご覧いただき、分からない部分などが、ございましたら、弊社担当またはお問い合わせフォームにてお気軽にご相談くださいませ!
1.無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドラインについて
2.各自治体ガイドラインについて
3.万が一にも安心、無償付帯賠償責任保険のご案内
1.無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドラインについて
まず、農水省が定めている「無人マルチローターによる農薬の空中散布に係る安全ガイドライン」では、農薬の空中散布を行う方が、安全かつ適正な農薬使用を行うために参考とすることができる目安を示しています。その中で、事故時の対応について次のように事故類型ごとに記載されています。
(1)空中散布中の農薬のドリフト、流出等の農薬事故
別記様式3の事故報告書を作成し、実施区域内の都道府県農薬指導部局に提出する。
(2)無人ヘリコプターの飛行による人の死傷、第三者の物件の損傷、飛行時における機体の紛失又は航空機との衝突若しくは接近事案
直ちに飛行の許可等を行った地方航空局保安部運用課又は空港事務所まで報告する。なお、夜間等の執務時間外における報告については、24時間運用されている最寄りの空港事務所に連絡を行う。
関連する資料は下記よりご参照ください。
無人航空機による農薬等の空中散布に関する情報:農林水産省 (maff.go.jp)
2.各自治体ガイドラインについて
上記のほか、自治体ごとにガイドラインが定められている場合があります。たとえば、弊社教習施設が所在する千葉県では、「千葉県における無人航空機を利用した空中散布の実施について」が、千葉県農林水産部長より通知されており、事故対応として、市町村への連絡と、人身事故・重大性の高い事故は、成田空港事務所への連絡を求めております。自治体ごとの対応については、各役場窓口にてご確認ください!以上がいわゆるガイドラインで定めている事故時の対応ですが、もちろん、人命・延焼防止を最優先として、まずは必要に応じて消防・救急を要請してください。
弊社では、これらガイドラインに則り、安心安全なドローンの運用の普及を行っております。そのため、弊社のオペレータ―講習は、少人数制にて実施いたします。気になる点は全て解決してから卒業が可能なうえ、実際に事故が起きた際の対処方法の御相談や最新の安全対策情報などを随時お知らせしますので、皆様が安心して農業ドローンのデビューができる様、全ての分野でのサポートをさせて頂きます。ぜひお気軽にご相談下さい!
3.万が一にも安心、無償付帯賠償責任保険のご案内
車の事故同様、事故を起こしてしまった場合には、その賠償が必要となってきます。間違った農薬を撒いてしまい、作物を出荷できなくなってしまった場合の保証、人や物を傷付けてしまった場合の賠償など、農薬散布ドローンの事故で発生する賠償ケースは多岐に渡ります。もちろん、オペレーター講習ではそういった事故に対する防止策を念入りに伝授させて頂きますが、それでも起こってしまうのが、事故です。それでも皆さん安心してください。弊社で開催している「UTC農業ドローンオペレータ―講習」の修了生には、ご自身が操縦中にケガをしてしまった場合の入院費や手術費用などを補償する傷害保険、また、弊社より「DJI社製農業ドローン」を購入いただいた方には、無償付帯する賠償責任保険がございます。こちらで補償されるのは、対人補償、対物補償、管理財物補償、ドローン貸与中の貸主の補償の4ケースです。最高額が1億円である点だけでなく、農薬が飛散して発生するドリフト事故による薬害も対象となっており、現場に即した内容となっております。
ここまで無償付帯する2つの保険についてご説明いたしましたが、有償で加入できる機体保険について少しご紹介ご説明いたします。 こちらは、操縦中の操作ミスによる機体の破損、盗難や水没などが起きてしまった際の修理費用を補償するものです。詳しい内容につきましては、下記URLをご参照頂くか、お問い合わせフォームより弊社担当までご相談下さい。
▼賠償保険
https://drone.aeroentry.jp/insurance/liability
▼障害保険
https://aeroentry.co.jp/info/News%20Release/138/
▼機体保険
https://drone.aeroentry.jp/insurance/aircraft
最後に…事故対応について
最後にドローンを運用中に事故を起こしてしまった際の対応手順についてです。事故を起こしてしまった際にはつい慌ててしまうものですが、まずは落ち着いてご自身と周りの方の安全を確保してください。そして機体の電源を落とせる場合は機体→送信機の順番に電源を落としましょう。その後、安全の確保が取れた後に関係各所に連絡を入れましょう。連絡先は自治体ごとに異なりますので、事前にリストを用意しておくと良いでしょう。弊社で講習を受けられた方や弊社から機体をご購入いただいた方は弊社担当までご一報いただければ、事故対処もサポートいたします。 事故は未然に防ぐことが大切ですが、事故に備え、緊急連絡先リストの作成ややることリストを作成して備えておくことも必要です。 「こういう時ってどうしたらいいの?」「もう少し詳しく教えて欲しい」という方は、お電話またはコチラからご相談ください!ドローンスクールジャパン・スカイロボットでは、皆様からドローンに関するご相談を随時受け付けておりので、お気軽にご相談ください!
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