- 2022.04.13
- ドローン大活躍!美味しいサツマイモを病気と虫から守る話!
弊社でも毎年散布代行を行わせて頂いている、さつまいも(かんしょ)の防除について解説していきます!
-TOPICS-
1.サツマイモ(かんしょ)について!
2.天敵!ハスモンヨトウへの対策!
3.サツマイモ基腐病への対策!
1.サツマイモ(かんしょ)について!
サツマイモの原産は中南米、薩摩国から日本全国に普及し、第二次大戦時には食糧難の国内において、軍部により栽培が強く推奨されました。近年では、品種改良が盛んで、現在は90品種以上存在するそうです。弊社の営業所が存在する千葉県でも甘味が強くとっても美味しいブランド品種が栽培されています!
しかし、なぜドローンの会社のサイトでわざわざサツマイモの話?と思われる方もいるかもしれません。元々、焼き芋や大学芋が好物の筆者も、近年ここまで深くさつまいもと関わると思ってはいませんでした…。
実は、さつまいも栽培において、いま、ドローンが欠かせない要素になりつつあるのです!
2.天敵!ハスモンヨトウへの対策!
こちらに3枚の写真がございます。
▲本来は人の手のひらよりも大きな葉が、葉脈を残して、全体を食べられてしまった写真。
▲株全体を食われてしまった写真(放っておくと、1枚目の写真の様な葉が全体に…。)
▲【閲覧注意】真ん中に大きなの幼虫の姿
昨年夏、「早く来てくれ!今日でも、明日でも、とにかく早く撒いてくれ!」というお電話を頂いたのは、毎年防除のお仕事を頂いているお客様からでした。丹精込めて農家さんが育てた地元ブランドで、高級品種のサツマイモ。出荷前の実に甘味を宿す大切なタイミングでのこれ以上の被害は、食い止めなければなりません!
使用農薬:プレバソンフロアブル5
収穫直前まで使用でき、3回まで散布可能。
ドローンでの散布では、0.8~1.6L/10aの16倍散布。つまり、1ha当たりに30分も掛からず作業完了できます。
これまでは、長いホースと長いノズルを使用したり、重い機材を背負うなどして、大変な労力と時間を掛けた作業だったようです。(現在では、地域全体でドローン防除にほぼ切り替え済みとのこと)
・サツマイモ基腐病への対策!
こちらは、西日本で近年初めて確認されて以降、筆者の自宅のある千葉県でも感染が拡大しているという恐ろしい病気です。昨年参加した農薬管理指導士の講習会でも、この様な注意喚起がありました。
使用農薬:アミスター20フロアブル
小さいボトルに入っているのは、食用きのこから発見された天然生理活性物質(ストロビルリン類)に由来する殺菌剤。1.6L/10a の32倍散布。こちらもドローンでの散布に最適です。
さて、ここまでさつまいも(かんしょ)の病虫害防除について解説してきましたが、さつまいも防除のシーズンは、もう少し暖かいシーズンのお話です。スカイロボット散布チームは、これから水田の肥料散布や、移植直後の除草剤散布で大忙しです!ぜひ、本コラムをお読みの方も農業ドローンに興味をお持ちになった場合は弊社HPお問い合わせフォームよりいつでもお気軽にご相談下さいませ。
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