- 2022.04.01
- 名機Phantom時代にピリオド。新時代を担う最新ドローン3選
その丸みがかったどこか愛着がある機体は、2016年に当時最先端のカメラ性能を備え、初めて障害物センサーを搭載した画期的な製品としてデビュー。
発売以来、カメラ性能や飛行性能が、さらに向上したMavicシリーズに代表される新製品が活躍する中、現在でも、プロが映像制作を行うのには、申し分ないスペックを誇るPhantom4はまさにドローンの代名詞である。
しかしながら、2022年3月、DJIからの突然のP4生産終了の報せ。そして同時に、国内在庫切れといった状況に驚いた方も多くいらっしゃったかと思います。
今回のコラムでは、ドローン新時代を担う3つの最新機種を比較しながら、その性能と価格を紹介していきます!
~TOPICS~
・ 撮影用カメラ搭載ドローンの最高傑作 “Mavic3”
・ おすすめエントリーモデル1 “Air 2s”
・ おすすめエントリーモデル2 “mini2”
・ 最後に!
・撮影用カメラ搭載ドローンの最高傑作 “Mavic3”
現在、DJIが発表しているコンシューマー向けでは最もハイスペックな機体。カメラ・飛行性能ともにPhantom4ProV2.0を凌駕するDJIの最高傑作です。
メインカメラには、伝統あるスウェーデンのカメラメーカーHasselblad社のカメラ(4/3型CMOS センサー)を採用し高品質な撮影が可能。高解像度かつ高フレームレートの状態で保存するだけでなく10-bit D-Logカラープロファイルで最大10億種類の色を記録し、これにより、自然で鮮明な色合いが再現されます。
つまり、プロが高価な機材で何時間もかけて撮影し、高度な編集を加えたようなハイクオリティな映像表現が可能!ということです。更に、アウトドアフリークな筆者がMavic3をオススメする理由としては、メインカメラのほかに、望遠レンズが搭載されている点です。これまである程度高度を取った位置から撮影しなくてはならない状況下では、4Kで撮影後、編集時に拡大してシーンを切り取っていました。しかし、望遠レンズが搭載されたことにより、画質が劣るデジタルズームではなく、28倍の光学ズームが可能となり、撮影の幅が広がりました!
全方向障害物検知機能や飛躍的に改善した46分の最大飛行時間など、Mavic3の魅力は、まだまだ語りつくせませんが、世界No.1ドローンメーカーDJIが誇る最高傑作であるとこは間違いありません。
気になるのはそのお値段。
DJI Mavic 3の本体価格は、253,000円。バッテリー×3、NDフィルターやキャリーバッグがセットになったDJI Mavic 3 Fly More コンボは、341,000円。更に更に、Apple Pro Res形式での動画ファイルの保存を望まれる方は、DJI Mavic 3 Cine Premium コンボの583,000円でございます。詳しいセット内容や初フライトまでの流れなどご質問事項は弊社HPお問い合わせフォームからご連絡下さいませ。
▼折り畳まれた状態のMavic3とMavic3 Cine
「Mavic3はオーバースペックかな」
「もう少し金額を抑えたものはないの?」
そんな方に向けて、エントリーモデルとしておすすめの2機種を紹介します!
・おすすめエントリーモデル1 “DJI Air 2s”
バランスが良く、ドローンと空撮を上手になれる機体。
4方向の障害物を検知する障害物センサーでより安全な飛行、そしてイメージセンサーは1インチCMOSセンサーになり、5.1K,60fpsや4K,60fpsの撮影で、超高精細。ここにハイダイナミックレンジ技術が合わさり、DJIのHPでは「夜景を美しく」という謳い文句もあるほど!
空撮中級者の多くの方が必要とする要件が備わっているまさにコスパ最強機と言えるでしょう!
ちなみに、新機能の“マスターショット”が気になる点!前期種にて好評であったクイックショットがさらに進化して、画面上で被写体を選択すると、その被写体をフレームの中心に捉えたまま、10種類の異なるパターンの飛行動作を順番に実行しながら撮影。その後、映画のような短編動画を生成してくれるという機能です。「アレ~頑張って、練習した空撮技法が…。」という嘆きが聞こえて来そうですが、まだ技法を覚えていない方にとってはこの機能はカッコイイ映像を撮影するチャンスです!!ぜひ、お試しください!
Mavic Air 2Sの実勢価格は119,900円とMavic3の半額以下!!
オススメは、標準セットのバッテリー1個に加えて、追加バッテリー2個と、1年間に最大2回の製品交換等の補償がセットになったDJI Air 2S Worry-Free Fly More コンボ165,000円!
▼DJI Air 2S Worry-Free Fly More コンボ
・おすすめエントリーモデル2 “mini2”
最後に、今回ご紹介の3機種の中では最も価格が低く、手軽にドローンと空撮が楽しめる機体DJI Mini 2のご紹介です。
機体重量は、最軽量の199 g!この軽さ、この小ささで、4K,30fps撮影が可能なんて驚愕ですよね!しかも最大飛行時間18分で、最大風圧抵抗は、8.5-10.5 m/s(スケール 5)という驚愕スペックです。
▼ちなみにこのスケール5という聞きなれない言葉を簡単に表してみた表がこちらです。
※なお、国土交通省航空局標準マニュアルを使用した申請を行っている方は、風速5m/s以上の状態では飛行させないことになっておりますのでご注意下さい。
ということで、Mini 2はこの軽さ、小ささでも風にも強いということが分かります!とはいえ、風のある日にMini2を飛ばすかどうかは、自己判断ということになります。他機種でも同じことですが、安全なドローン運用を心掛けましょう!
なお、今回ご紹介している3機種を操縦する際には、機体とセットの送信機の他、iPhoneやiPad、Androidなどのデバイスと、そこで無料でダウンロード可能なDJI Flyというアプリを使用します。このアプリは、では全ての操縦、カメラ操作の他、なんと動画の編集もできるのです。PCを使わずに、アプリでパッと作成した動画をそのままスマホ上でSNSに投稿できてしまうので、大変便利です!!
旅の鞄に忍ばせて、サッと飛ばして、サッと映えショットをアップできるDJI Mini 2の実勢価格は、59,400円!バッテリーが2個追加や収納バッグが付いてくる
DJI Mini 2 Fly More コンボは、79,200円!(4/2まで開催のスプリングセール価格は、67,320円!お急ぎ下さいませ!)
▼豊富なアクセサリーとDJI Mini2
・スペック表(抜粋)
※実際の使用状況とは異なる場合もございます。詳しくはお問い合わせ下さい。※全て税込み
・最後に!
さて、ここまでDJIコンシューマ機、3機をご紹介いたしました。ひと昔前であればプロスペックであったレベルをこれらの価格で味わえるというのは素敵なことですね!
2022年6月20日に開始される機体登録制度およびリモートID機器の搭載義務化に伴い、空撮を趣味で楽しむことが一歩難しい趣味になってしまう様に感じている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし!まだ間に合います!機体登録申請は必要ですが、6月19日までの事前登録期間中に申請を行うことで、当面の間、リモートID機器の搭載を免除することが可能です。ぜひこの機会にお買い求め下さいませ!ご不明点がございましたら、ぜひ、弊社HPよりお問い合わせくださいませ!
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