ドローンを利用し、撮影するにあたって、撮影時に注意するポイントをいくつか解説していきます。
その上で、空撮に必要なドローン本体のスペック、撮影環境や機材もご紹介していきます。
ドローンで撮影する時に注意することとは?
撮影用のドローンを飛ばすことで空撮自体は可能になりますが、ドローンを使って撮影する上では注意しなければならないポイントもあります。
ここで注意するべき点は大きく分けて2つです。
1つ目は、どこでドローンを飛ばすのかという飛ばす場所について。
ドローンを飛ばす目的によって、ドローンを飛ばす場所も変わってきますが、ドローンには、飛ばせる範囲と高さが設定されています。
平成27年12月10日からドローンの飛行ルールが確立されています。
制限の内容としては、空港周辺や人口が密集している土地への飛行の禁止と、人の目視が可能な範囲内での飛行というもの。
2つ目は、ドローンをどのように飛ばすのかという点です。ただやみくもにドローンを飛ばすだけでは、思った通りの空撮写真をカメラにおさめることは難しいでしょう。
そのため、あらかじめ撮りたい空撮写真の構図、それを撮れるポイントからの飛行、さらに構図通りの空撮写真を撮る上でのドローンの操縦力を計算してから、ドローンを飛ばすようにしていきます。
撮影シーンに合わせたドローンの選定
ドローンで撮影するのに機体を選ぶ基準としては、まずどのようなシチュエーションで空撮をしたいのかという明確なイメージが重要になってきます。
この目的を定めることによって、空撮を行うのに必要なドローンを決めていきます。
例えば、平地からドローンを飛ばし、地上の様子をドローンのカメラにおさめたい場合は、ドローン回収自体には大きな手間を要しないため、長時間の連続稼働よりも、ドローン本体の画質などにこだわると良いでしょう。
一方で、車移動に困難な場所や、飛ばす土地に高低差がある場合は、小回りが利き、回収しやすいドローンを選ぶのがおススメです。
このようにドローンに求めるスペックは、ドローンの使い方によって大きく変化します。
ドローンを使っての撮影に必要な環境や機材
ドローンを使って撮影するには、飛ばす環境や機材についても注意しましょう。
ドローン飛行は、天候にも大きく左右されます。
例えば、台風などの風の強さ。カメラを安定的に維持できるのは、機種にもよりますが一般的に風速4~5mとなっており、それ以上の風の中での飛行は、ドローンのコントロールを失うこともあります。
他にも防水性の問題で、カメラを破損する恐れがありますので、ドローンを飛ばす上では、飛ばす土地の天候も普段から気にかけるようにしましょう。
次にドローンを扱う機材としては、ドローン本体のバッテリーや機体の不具合に備えて、メンテナンスに必要なパーツや知識。その他、ドローンをモニターするタブレットなどの電子端末、運搬に必要なケースなども用意できると良いです。
実際にドローンを飛ばして撮影してみよう!
ドローンに必要な環境や機材を一通り揃えることが出来たら、一度実際に飛ばしてドローン空撮に臨みましょう。
ドローンを飛ばす上では、ドローンを自由に扱える操縦力が必要となりますが、ドローンを実際に飛ばしてみないことには、操縦力はもちろん、ドローンでの撮影技術は身に付きません。
最初は、室内での練習や人通りの少ない足場の安定した地域ではじめ、慣れてきたら徐々にドローンを飛ばすポイントを変えてドローンを使っての撮影にシフトしていくと良いでしょう。
ドローンを使っての撮影には、機材や環境はもちろん、飛行ルールにも注意する必要があります。
しかし国内では、ドローンを扱うのに慣れている人も少ないため、ドローン撮影に必要な条件など見落とされがちです。
そのためドローンを扱っていくのであれば、そういった条件についても目を向けられると良いでしょう。
最近のコメント