2015年 5月 国内・世界特許出願済
世界初、ドローン搭載用カラーボール・マーキングシステム

SKYMARKER®(スカイマーカー®)は、飛行中のドローンが、塗料を封入したカラーボールを発射して、
構造体・建造物の検査や事故・災害時等にターゲットとなる箇所に、着弾破裂させて着色特定するためのマーキングシステムです。
屋外でも精度が高く、10メートル先のターゲット箇所に対して、ズレは5cm以内です。


技術背景

カプセル状の外殻に、塗料を封入して形成されたカラーボールは、着弾した衝撃で外殻が破壊されることにより、離れた場所からターゲットにマーキングを行うことを可能としています。 ただし、上記の構成であるため、大きな膨張圧力を加えると、発射前または発射時に、カラーボールの外殻が破壊されてしまうため、発射時に弾丸に過大な圧力を加えることが出来ないという問題が、生じることになります。このため、外殻を破壊しない程度の発射威力に抑えなければならないが、現実のマーキング作業においては、同じ発射圧力で、より長い飛距離を保つ発射装置の開発を、要請されています。

また、近年ではドローンを、無人探査や検査の目的で飛翔させることが、様々な分野において注目されていますが、ドローンは、地面に設置された構造物とは異なり、カラーボール発射装置が搭載されている物体(ドローン)自体が、空中に浮揚した状態で、滞空していることとなります。 このため、発射の衝撃を受容する力、または反作用を生み出す力が極めて低くなり、カラーボール発射時に、高圧ガスの噴出により生ずる衝撃の影響を、多大に受けてしまうため、カラーボール等の発射物を、ターゲットに正確に命中させるのは困難を極めます。

このような問題点を、解消するための技術として、SKYMARKER®が開発されました。


効果・特長
No01

構造体・建造物の検査や
事故・災害時等に、検出したポイントを
明確に表示し、その後の作業を容易にすることが出来ます。

カラーボールは、目標物に衝突した衝撃で、外殻が破壊して、内部に封入されている塗料が、飛散して目標物に付着することにより、ターゲットとなる対象物に、マーキングを行います。
このため、現場に向かう作業員に大まかな位置を指示するだけで、迅速に目標物を発見することが可能です。
また、ターゲットを継続的に、目視可能な状態に、維持することが出来ます。

カラーボールのサイズや形状は、目標物までの距離や、バレルの内径・蓄圧空気の膨張噴射圧力などにより、様々な用途別に合わせて、所望の態様に変更することが可能です。

カラーボールに封入する塗料は、構造体の検査や、事故・災害時のレスキュー作業など、用途に合わせて変更することが可能です。
例えば、カラーボールに封入した塗料を蓄光塗料とすることにより、マーキングを施した箇所を、夜間でも容易に視認することが可能です。また、蓄光塗料は、昼間でも視認性が高く、防犯などの目的でも、犯人の識別のために、使用できます。

No02

より長い有効射程距離を、
確保することが可能です。

カラーボールの飛翔精度については、飛行速度の低下と引力により、放物線を描いて地面に向けて降下して行くのを防止するために、圧縮空気蓄圧タンクから噴出される、圧縮空気の放出流速を、バレル基部の内周上部に設けた、調整突起でコントロールし、カラーボール発射装置から発射されるカラーボールにバックスピンをかけて、揚力を発生させて、有効射程距離を延ばします。

圧縮空気蓄圧タンクの膨張圧力を電磁バルブで電子制御し、放出する圧縮空気の流出圧力を、調整突起でコントロールして、バレル内下部の流速を高めることにより、バレルに装填したカラーボールに、バックスピンをかける構成です。
また、後方噴射排気管を設けたことにより、発射の反動を打ち消して、バレルの跳ね上がりを抑えて、正確にターゲットにマーキングを行うことが可能です。

SKYMARKER®は、長い有効射程距離を確保できるため、ドローンに搭載することにより、巨大な建造物の検査や、危険な場所でのマーキング、または、災害時等に遠隔地から検査や救助の為のマーキング等、人力では到達することが困難な場所であっても、容易にカラーボールによるマーキングを行う事が可能となります。

No03

ドローンが、カラーボール発射の衝撃の反動の影響を受けずに、精度の高いマーキングが行える、反動吸収形の発射装置です。

発射の圧力で、カラーボールの外殻を破壊することなく、長期に亘る発射動作の反復においても、摩耗によりバックスピン効果が低減せず、従来の膨張圧力と同じ圧力で有効射程距離を延ばし、発射の衝撃を抑えて反動に影響されることなく、マーキングを行う事が可能です。

後方噴射排気管を設けて、発射と同時に、後方に向けて圧縮空気を排気噴出させることにより、発射の反動を軽減することが可能な、カラーボール発射装置です。

圧縮空気の膨張圧力を利用して発射する構造であるため、大きな爆発力や発熱がなく、バレルは軽合金や樹脂など、様々な材質で形成することが可能です。


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